11月21日 17：20 「魂の骨格」仮面ライダーGIRLS・秋田知里さん記事リンクを追記しました。
11月23日、真骨彫製法でショータイムが始まる！！
7月の店頭予約開始から4ヶ月――「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」が11月23日に店頭に舞い降りる！
予約開始時にも彩色見本でレビューを公開したが、発売直前の今こそ量産過程を経た製品サンプルを撮り下ろしで徹底紹介！工場とのやりとりなど、実際に量産の現場に携わっている開発担当スタッフの言葉（文中青字）も交えて、真骨彫製法ならではの凄みをご覧あれ。
※記事内の画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
パッケージは今までの真骨彫製法シリーズと同一フォーマット。開封時は興奮ととに、BANDAI SPIRITS開発担当の「このアイテムで、真骨彫製法の完成度はひとつの頂点に達した」という言葉を思い出して頂ければ嬉しい。
布素材を使う点で最大のハードルとなるのが、様々な要素を人間大からフィギュアに合わせてスケールダウンしなければならない点である。例えば1/12フィギュアなら、極論を言えば縫製の縫い目や素材の厚みまで1/12としなければならない。ここで「どの生地を選び、どのような技術で処理するか」が量産時での核心となる。
本アイテムの最大の特徴である「布素材でのウィザードローブ再現」には、最も開発の時間が割かれた。そして上画像のようにフレキシブルに動く裾、縫い目の無い端処理が量産で実現した。
その"魔法"の裏側をのぞいてみよう。
裾には柔らかい帯にワイヤーを通した、通称「ビニタイ」を仕込み、それを表裏の生地で挟み込んだ後レーザーカットすることで、もたつきの無いすっきりとしたフォルムを実現した。なお、一般的なビニタイでは本アイテムの目指す完成度と合致しないため、材料の選定には何度も試行錯誤が重ねられた。
こうしてローブが出来たら、次は本体へと接続しなければならない。開発の時間を最大限にするためにローブと本体を別々に開発・調整していたので、接続方法は量産開始ギリギリまで工場と検討が重ねられた。
開発担当曰く「何度も絶望を感じた」ポイントだが、その甲斐あって、腹部の硬質素材～ウィザードライバー～ローブのラインが自然につながっているのが解る。
世界観のキーとなる「宝石」のイメージを膨らませるため、クリアパーツの裏側には限りなくメッキに近い塗装を施した。クリアパーツのカッティングを通すことで、まるでジュエリーのような美しい反射光が生まれる。
当アイテムの特徴のひとつに、付属アイテムの装飾の細かさが挙げられる。真骨彫製法でのキーアイテム装着再現は「仮面ライダーW サイクロンジョーカー」（2016年10月発売）でも実装されているが、ガイアメモリが2種なのに対してウィザードリングは8種付属し、全12種の手首パーツの装着に対応。この単純計算で96通り（※）＆リングホルダーへの着脱仕様も、量産の限界に挑み実現したポイントのひとつだ。
※劇中設定準拠では左手の変身リング4種×左手首パーツ5種＝20通り、右手の魔法リング4種×右手首パーツ7種＝28通りとなるが、製品は全てのリングが全ての手首パーツに装着できるよう開発されている。
ウィザードリングの彩色は、微細な表現に適したタンポ印刷仕上げとなる。これはハンコの捺印の様な手法で、一般的には平面に近いほど印刷精度は高くなる。しかしリングの球体に近い形状を最優先するために、極限まで印刷の位置調整を行った。その精度は肉眼を超え、拡大鏡で見ても耐えうるレベルまで達した。
特に、最も複雑なビッグウィザードリング（画像左端）の模様まで再現されているのは、開発担当からも「常軌を逸している」そうだ。製品にはウィザードリング用の収納台座も付属するので、紛失にはくれぐれもご注意を。
ドライバー中央のハンドオーサーの色は、クリアパーツの上からスモークブラックを塗装。よく見ると内部には設定どおり魔法陣が刻印されている。このように、情報公開時からさらにブラッシュアップされた点もあるので、購入された方は隅々まで眺めて頂きたい。
ひじ・ひざ・股関節といった主要な可動範囲の広さに加えて、体幹部分の「屈む」「反る」動きも可能。ポージングに合わせてローブを形付ければ、アクションフィギュアとは思えない領域までイマジネーションが広がる。
原型師・企画・開発担当スタッフがここに至るまで様々な絶望を乗り越え、完成させた「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」は、真骨彫製法が秘めていた様々な可能性も引き出した。単体での完成度の高さはもちろん、「この"魔法"がどこへ繋がるか」のリンクも楽しみにして欲しい。
11月23日、店頭へ降り立った「最後の希望」が、最高の輝きを放つ！
『仮面ライダーウィザード』をこよなく愛する、ガールズダンスユニット「仮面ライダーGIRLS」の秋田知里さんによる「魂の骨格」製品サンプル紹介記事も11/21公開！
【「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」
特設ページはこちら】
【S.H.Figuarts HEISEI RIDERS RISING PROJECT 特設ページはこちら】
© 石森プロ・東映
※記事内の画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
11月23日、真骨彫製法でショータイムが始まる！！
7月の店頭予約開始から4ヶ月――「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」が11月23日に店頭に舞い降りる！
予約開始時にも彩色見本でレビューを公開したが、発売直前の今こそ量産過程を経た製品サンプルを撮り下ろしで徹底紹介！工場とのやりとりなど、実際に量産の現場に携わっている開発担当スタッフの言葉（文中青字）も交えて、真骨彫製法ならではの凄みをご覧あれ。
※記事内の画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
パッケージは今までの真骨彫製法シリーズと同一フォーマット。開封時は興奮ととに、BANDAI SPIRITS開発担当の「このアイテムで、真骨彫製法の完成度はひとつの頂点に達した」という言葉を思い出して頂ければ嬉しい。
【1】ウィザードローブ
布素材を使う点で最大のハードルとなるのが、様々な要素を人間大からフィギュアに合わせてスケールダウンしなければならない点である。例えば1/12フィギュアなら、極論を言えば縫製の縫い目や素材の厚みまで1/12としなければならない。ここで「どの生地を選び、どのような技術で処理するか」が量産時での核心となる。
本アイテムの最大の特徴である「布素材でのウィザードローブ再現」には、最も開発の時間が割かれた。そして上画像のようにフレキシブルに動く裾、縫い目の無い端処理が量産で実現した。
その"魔法"の裏側をのぞいてみよう。
裾には柔らかい帯にワイヤーを通した、通称「ビニタイ」を仕込み、それを表裏の生地で挟み込んだ後レーザーカットすることで、もたつきの無いすっきりとしたフォルムを実現した。なお、一般的なビニタイでは本アイテムの目指す完成度と合致しないため、材料の選定には何度も試行錯誤が重ねられた。
こうしてローブが出来たら、次は本体へと接続しなければならない。開発の時間を最大限にするためにローブと本体を別々に開発・調整していたので、接続方法は量産開始ギリギリまで工場と検討が重ねられた。
開発担当曰く「何度も絶望を感じた」ポイントだが、その甲斐あって、腹部の硬質素材～ウィザードライバー～ローブのラインが自然につながっているのが解る。
【2】クリアパーツ
世界観のキーとなる「宝石」のイメージを膨らませるため、クリアパーツの裏側には限りなくメッキに近い塗装を施した。クリアパーツのカッティングを通すことで、まるでジュエリーのような美しい反射光が生まれる。
【3】ウィザードリング
当アイテムの特徴のひとつに、付属アイテムの装飾の細かさが挙げられる。真骨彫製法でのキーアイテム装着再現は「仮面ライダーW サイクロンジョーカー」（2016年10月発売）でも実装されているが、ガイアメモリが2種なのに対してウィザードリングは8種付属し、全12種の手首パーツの装着に対応。この単純計算で96通り（※）＆リングホルダーへの着脱仕様も、量産の限界に挑み実現したポイントのひとつだ。
※劇中設定準拠では左手の変身リング4種×左手首パーツ5種＝20通り、右手の魔法リング4種×右手首パーツ7種＝28通りとなるが、製品は全てのリングが全ての手首パーツに装着できるよう開発されている。
ウィザードリングの彩色は、微細な表現に適したタンポ印刷仕上げとなる。これはハンコの捺印の様な手法で、一般的には平面に近いほど印刷精度は高くなる。しかしリングの球体に近い形状を最優先するために、極限まで印刷の位置調整を行った。その精度は肉眼を超え、拡大鏡で見ても耐えうるレベルまで達した。
特に、最も複雑なビッグウィザードリング（画像左端）の模様まで再現されているのは、開発担当からも「常軌を逸している」そうだ。製品にはウィザードリング用の収納台座も付属するので、紛失にはくれぐれもご注意を。
【4】ウィザードライバー
ドライバー中央のハンドオーサーの色は、クリアパーツの上からスモークブラックを塗装。よく見ると内部には設定どおり魔法陣が刻印されている。このように、情報公開時からさらにブラッシュアップされた点もあるので、購入された方は隅々まで眺めて頂きたい。
【5】アクション
そして最後に、広い可動範囲が可能にしたアクションをご紹介しよう。ウィザードが得意とする、華麗なる足技に布製ローブが華を添える！
ひじ・ひざ・股関節といった主要な可動範囲の広さに加えて、体幹部分の「屈む」「反る」動きも可能。ポージングに合わせてローブを形付ければ、アクションフィギュアとは思えない領域までイマジネーションが広がる。
原型師・企画・開発担当スタッフがここに至るまで様々な絶望を乗り越え、完成させた「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」は、真骨彫製法が秘めていた様々な可能性も引き出した。単体での完成度の高さはもちろん、「この"魔法"がどこへ繋がるか」のリンクも楽しみにして欲しい。
11月23日、店頭へ降り立った「最後の希望」が、最高の輝きを放つ！
『仮面ライダーウィザード』をこよなく愛する、ガールズダンスユニット「仮面ライダーGIRLS」の秋田知里さんによる「魂の骨格」製品サンプル紹介記事も11/21公開！
【「S.H.Figuarts（真骨彫製法）仮面ライダーウィザード フレイムスタイル」
特設ページはこちら】
【S.H.Figuarts HEISEI RIDERS RISING PROJECT 特設ページはこちら】
© 石森プロ・東映
※記事内の画像は製品サンプルを撮影したものです。実際の商品とは異なる場合があります。
